MEISTER
伊藤農園.F 伊藤 健さん
世の中には数多くのトマトの種が出ていますが、伊藤農園.Fでは一貫してタキイ種苗の「桃太郎」のみを栽培しています。 長年トマト栽培に専念してきた伊藤さんから見て、甘味、酸味、コク、果肉、皮の柔らかさなど、あらゆる面で最もバランスがとれているのがこの品種だと考えているからです。
その時期の気象環境に合わせて「桃太郎」系統の品種を使い分け、夏は水分を多めに、冬は少し濃い味わいに仕上げています。 人の体が欲するように甘味や水分含有量をわずかに変化させることで、いつ食べてもいつも通りに感じるおいしさを提供しているのです。
さまざまに策を講じてきたなかで、独自の土づくり、害虫対策等を開発してきました。減農薬栽培には30年前から取り組んでいます。すべては病気を予防してトマトの健康を保つためにという思いから。 その知識と技術を学んだ研修生は各地で独立し、他県からも農業関係者が視察に訪れています。