みっしりと身の詰まった大玉と、個性あふれる小玉。ワンシーズンに合わせて15,000個以上のスイカを出荷しています。 大玉は高島さんがこれぞと見込んだ品種「貴ひかり」。大人の手でひとかかえもあり、果皮・果肉ともに鮮やかな色が美しく、皮際まで濃厚な甘さ、ざらつきの少ない肉質、爽やかな香りが特徴です。

手軽さが人気の小玉スイカは、甘くてジューシーな「スウィートキッズ」、黄色い果肉が鮮やかな「黄美姫」、シャリシャリした食感と甘味の黒小玉「あんみつ姫」などを手がけています。

受粉はすべて人の手で行い、その一つひとつに交配日を記した紙を置いていきます。まんべんなく日が当たるように向きを変えるなど気を配り、完熟を迎えたその日、最もおいしい瞬間に出荷をしています。

スイカといえば夏のイメージですが、それは今ほど高温ではなく路地で栽培をしていた頃のこと。ハウス栽培が主流となった今、実はこの地方におけるシーズンは5月から7月にかけてです。旬の味わいを逃さぬよう、ご注目ください。