MEISTER
おみ農園 小見 洋市さん
400アールの畑で育てているのはすべて紅はるか。種芋から自家栽培で苗をつくり、甘くておいしい紅はるかを市場出荷しています。
収穫したさつまいもは一定の温度・湿度の元、約40日かけてキュアリング処理を行います。こうすると甘みが増すとともに、さつまいもの皮下組織にコルク層が形成されて収穫時についた傷が治癒し、病原菌の侵入を防御し、品質とおいしさを保つ効果が得られるのです。
10年ほど前から干し芋の加工生産を始めました。衛生的な環境のもと、必ず最後は天日干しで仕上げています。その効果を数値化するのは難しいのですが、ミネラル分を含んだ鉾田の海風に当てることにより、独特の風味が引き出されると感じています。たいへん手間のかかる作業ですが、数値化できないその魅力を手放したくはないのです。